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2005/05/25

信頼は病気の1つです

「恐ろしい病気がアナタの大切な犬を襲おうと、チャンスをずっと待ち続けています。これは新しい病気ではなく、また予防接種で治るものではありません。この病気を『信頼』と呼びます。
新しい子犬を信用できないであろうとは、家に連れて帰る前にすでにわかっていたのでしょう。あなたの大切な動物の提供者であるブリーダーは、子犬の机の上にある物を盗み、高価な物を破壊し、また猫を追いかけ回したりする事や、排泄訓練にはかなりの時間を必要とし、そしてオフリードには絶対しない事を警告したはずです。
実際に子犬を連れて帰る日がやって来た時、子犬にはカラーを付けて、リードをしっかりと手に持つという、ブリーダーのアドバイスをきちんと守りました。
家では“子犬防止策”となっており、価値のある物は全て別の部屋に入れてしまい、ゴミ箱は冷蔵庫の上に置いてある始末です。猫とは完全に分離され、ドアから居間の間はゲートにより仕切られ、排泄をさせてもいい場所を作りました。また窓とドアを全て閉めて、そこには必ず“開放厳禁”と書いたのです。
こうなってくると自然に0.9秒でドアを閉めてから掛け金を掛ける事を覚え、その直後には“ノー”と言ってから“犬をを外に出さないで”と言葉に出しているのです。自分の動物が外に出たら最悪な自体が発生すると、常に心配し恐れています。一体家族と犬とどちらが大切なのか友人が批判してくるくらいです。一瞬でも気を抜いたのであれば、犬がどこかに行ってしまって一生帰って来ないのではないかと心配しているのはあなた自身がよく知っているはずです。
数週間、そして数ヶ月過ぎた頃には、子犬も学習し始め、信頼という種が植え付けられます。そして徐々に物を破壊するという事をしなくなります。気がつくと、落ち着きがなくペチャペチャと物を食べていた子犬が、しとやかで威厳を持つ友人と変っていくのです。
今では信頼でき、落ち着きのあるコンパニオン・アニマルとなり、様々な場所に連れ出すようになります。車の中に一匹で待たせておいてもハンドルを咬むという事もありません。また昨晩猫は枕の上で気持ち良さそうに眠れたはずです。
この時はすでにも病気に感染され、あなたの心の奥深くまで広がってきているのです。そこで友人がオベディエンス(お座り・伏せ・待てのしつけ)をやるように勧めてきます。あなたは首を振って、自分の犬はリードを外したら、走って逃げてしまうと言うのですが、オベディエンスはフェンスで囲まれた場所で行なわれるから大丈夫だと言われる事により安心してやってみます。ところが何故か犬は逃げずに、呼ぶと必ず自分の所へ戻ってくるのです。
冬の間毎週オベディエンスのクラスに通い、暫くすると車から家までオフリードで犬を歩かせられるようになります。犬は嬉しそうに踊りながら真っ直ぐドアに向かって走り、入れてくれるまで待ちます。そして犬を呼ぶたびに自分の所へ戻って来ます。
この時点では完全に病気にかかっており、良いタイミングのみを待ち、それと同時に悪い癖を直そうとしているのです。
時が経ち、子犬の時には何故そこまで心配していたのかと言う事を忘れてしまいます。荷物を車から家に運んでいる間にドアを開けておいても犬が走り出していくという事や、コンビニに行っている間に、犬が車の窓から飛び出すという事を一切考えないようになります。また夜明けにゆっくり散歩に連れていっても、高速道路に近づいて来た時に口笛を吹けば、ものすごい勢いで自分の所に戻って来ます。しかし誰も完璧になれないと同じように、やはりゴミ箱漁りはします。
これが長い間根気強く待ち続けていた病気なのです。1~2年でかかる子もいれば、それ以上かかる子もいます。
犬が道路の向かい側にある家の犬が気になってスパイ行為を始めた時、勝手に外に出ない、窓の外に飛び出さない、そして交通がひどい時に呼ばれたら即座に飼い主の所へ戻って来るという事全てを、突然忘れてしまいました。それはたった一枚の紙切れが風に吹かれてしまったのかもしれません。或いは走ることに夢中だっただけなのでしょうか。一瞬立ち止まりました。静かに横たわっている犬の綺麗な体を目の前に、あなたは大変苦しむのです。
病気とは『信頼』の事なのです。ここでは最終結果として車に轢かれてしまいました。私の犬シャーは、毎朝オフリードで飛び上がりながらお散歩をしていました。そして7年間毎朝呼んだらすぐに私の所に戻ってきたのです。シャーはオビディエンスが素晴しくでき、完全に信頼のおける犬でした。車に轢かれてから14時間後に亡くなりました。
あなたの友人を危険にさらしたり、自分の気持ちを苦しめるような事だけはしないでください。重要視しない些細な事に関する『信頼』はしまっておく事も大切なのです。」

これは実際にあった出来事ですが、私が7年前、愛玩動物飼養管理士の資格を得て、犬のしつけチームで勉強を始めた初日に教えられました。私自身も含め、もう一度「オフリード」の怖さを改めて考えてみませんか?

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コメント

姉さん!先日うちの天も無事に2才を迎える事が出来ました。
今日この記事を読ませていただき、改めて、いろいろ考えさせられました。

「信頼」と言う言葉には深い意味があります。
これからの長い生活の中で、この言葉は常に頭に入れて
おきます。ありがとうございました。

投稿: 天ママ | 2005/05/25 19:16

こんにちわ。
ワタクシどものブログでもSSSマミーさんのハンディキャップを持つ犬を紹介させて頂き、ひとつの考える場を設けました。
(KAZU姉さんも参加頂きありがとうございました)
人間が人間により犬が人間がいないと生きられない環境を作り上げ
その生態系にまで入り込み狂わせている。
あまりに犬の生、生涯、死が人間のエゴのもと軽んじられている。
ドコモのCMもある種その象徴でしょう。
「信頼」重いですね~。
飼い主も人間、ある種躾のゆきとどいている犬ほど
どうしても脇の甘くなる瞬間があるのかもしれない・・。
そう後悔先に立たずです。
‘信頼’という飼い主のエゴでしょうね~。
私も日々いまだに学習と反省の毎日です。
ただいつもこの命(犬)大切に共に生きていこうと思っています。

投稿: tar | 2005/05/26 13:57

>天ママさん
レス遅くなってごめんなさいね。
この文章ちょっと重いですね。実際私も何度も読んで理解したつもりです。『信頼』という言葉を履き違えないよう自分に責任を持って愛犬の身を守ろうと思っています。
>tarさん
●いつもこの命(犬)大切に共に生きていこうと思っています。
これに尽きますよね!こんなエラソーな文章載せたけど、私は全くオフリードを否定しているわけじゃなく、あとは自分の愛犬をどこまで守っていかれるか、とにかく犬たちは選ぶ権利もなく私たちと生活しちゃってるわけです。
これだけ多い犬社会の中で、犬生を全うした時に、後悔の涙は流したくないんです。
ハンディキャップを背負った子たちも、生のある限り元気に少しでも長く家族と生活を共にしてほしいです。

投稿: kazu姉 | 2005/05/27 18:32

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